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▽ 最新コメント | >>Warum schreibt man f〓r Kinder?―子供の世界のコメントを読む・書く
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▽ 最新コメント | >>エンデのくれた宝物―「モモ」の世界構造を読むのコメントを読む・書く
如意宝とは・・・ : 紺碧の飛行人 : 2005/01/18 
さすがに国文学を専攻している筆者だけあって、その要素が随所に見られる著作であった。エンデの「『モモ』の世界構造を読む」、という副題にある通り『モモ』の筆者なりの解釈をするというものであったが、ただの解説本という枠に捉われていない独特な世界観を本作品は持っていたように思える。
しかし、本作品は文学に対するある程度の知識を持っていなければ、筆者の『モモ』に対する言及について行く事が出来ないように思われた。私も他の文学と『モモ』との比較にわからない部分が多々あったからである。有名な『桃(モモ)太郎』との比較においても、やや疑問に思う点があった。また「如意宝」というものも、わかりやすく解説はしてあるものの私にはいまいちつかみ所のない物であった。
筆者が「はじめに」で本書を「「日本文学」に親しんだ人間の手になる「モモ」論」と述べているように、私のような者ではなく、日本文学に親しみのある者ならば、あるいは適切な解釈が得られるのではないだろうか。また筆者の謙虚な態度には好感が持てた。
『モモ』のような素晴らしい文学作品にはが色々な解釈があってよいと思う。その一つの側面として本書のような作品があっても良いのではと感じられたが、私には知識不足からか、理解に苦しむ部分があった事は記述しておかなければならないであろう。
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▽ 最新コメント | >>ジム・ボタンの機関車大旅行のコメントを読む・書く
エンデの輝かしいデビュー作 : ローズ・レッド : 2003/07/02 
小さな島国フクラム国に赤ん坊の入った小包が届きました。赤ん坊はジム・ボタンと名づけられ、親友の機関士ルーカスと一緒に、機関車エマに乗って冒険の旅に出かけます。マンダラ国に着いたジムたちは、竜にさらわれたリーシー姫を捜しに,竜の町クルシム国へ向かいますが、リーシー姫の誘拐にはジムの出生の謎もからんでいたのでした。・・・
『モモ』や『はてしない物語』で有名なエンデのデビュー作。個性的なキャラクターがたくさん登場しては、力を合わせることの大切さ、外見だけにとらわれて差別することの愚かしさ、勇気の素晴らしさなどが語られています。
しかし何よりものびのびと書かれた作風が、この『ジム・ボタン』の1番の魅力でしょう。子供のような豊かな発想と大人の理屈がごたまぜになっていて、突拍子もない物語ながらなぜか「こういうこともあるかもしれない」と思ってしまいました。『モモ』や『はてしない物語』でも有名なエンデの限りない想像力は、すでにこの頃から頭角を現していたんだな、と感心させられます。この作品がデビュー作にしてドイツ児童図書賞、国際アンデルセン賞を受賞したことも納得です。
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▽ 最新コメント | >>エンデ全集〈15〉オリーブの森で語りあう―ファンタジー・文化・政治のコメントを読む・書く
ポジティヴなユートピアをめざして : Coco's Mama : 2008/01/18 
『モモ』『はてしない物語』で有名なドイツのファンタジー作家ミヒャエル・エンデが、同じドイツの政治家エアハルト・エプラー、演劇人のハンネ・テヒルと語り合った対談です。エンデというと現実離れのしたファンタジーを書く作家と言うイメージが強いように思われがちですが、この対談で彼は現実世界における「ポジティヴなユートピア」の可能性を見いだそうと、ほかの二人と意欲的な議論を戦わせています。科学偏重主義やマルクス主義の限界を意識し、「自由・平等・友愛」の三原則をそれぞれ文化・政治・経済に当てはめた未来社会を創ってゆこうという提案は、非常に説得力があります。今の社会の仕組みに疑問を感じながらも、どのように社会を変革していったらいいのかわからないと迷っている人に一読をおすすめします。この全集版は箱も製本もきれいで、魅力的な一冊に仕上がっています。
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▽ 最新コメント | >>『モモ』と考える時間とお金の秘密のコメントを読む・書く
程よい主張 : yt : 2006/06/26 
別本「エンデの遺言」におけるエンデとシュタイナーの偏った結び付けを是正し、エンデの考え方によりバランスよくアプローチしていると思える本です。「エンデの遺言」を読むなら、合わせて読むべきでしょう。
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▽ 最新コメント | >>「モモ」を読む―シュタイナーの世界観を地下水としてのコメントを読む・書く
作者が見えない・・・。 : washyourhands : 2005/03/26 
「ミュンヘンの中学生」に見られるこの作者さんの良いところは、小説家のような卓抜な語り口と、かなり夢中だったろうに、一歩ひいて、複雑なシュタイナー思想を一冊の本に噛み砕いたわかりやすさ、客観性です。それと比べると、この本は、作者が「アントロポゾフィー」という特異な世界観の中に埋没してしまって、うまいんだけど、わかりやすいんだけど、客観性がなく、果たしてこれが一般の人々にまで通じる「モモ」の解釈の書き方として正しいのかどうか、疑問の残るところです。
それを端的に表す一文が、「アントロポゾーフの修行では」。修行!?修行って宗教なのか!?全体を通してそんな印象を読者に残す文章の書き方なのです。作者の個性が見えないばかりか、この客観性の消滅の仕方は宗教団体の成員ような書き方です。
確かに「モモ」の深みを、たましいと精神の話を引き合いに出さずに語ることは不可能です。ましてや、これは「モモ」?エンデ?シュタイナーの繋がりを解き明かしてみせる本なので、シュタイナーの世界観の提示も欠かせません。しかし、それをもっと突き放して語ることができたのではないか、というのがこの本の残念なポイントです。「あの世」「たましい」の話を頻繁に出しながら、なお宗教じみない河合隼の児童文学の本などを読むと、「モモ」でも、ひいてはシュタイナーという人全般でも、そういう書き方をする人があってもいいのになぁ、と思います。
とはいえ、これは、忙しい現代社会への警告などという、いまいちうすっぺらくて釈然としない「モモ」の解釈をくつがえしてみせた本ではあるし、シュタイナーの世界観もよくわかるので、作者のスタンスが気にならない方にはおすすめです。
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▽ 最新コメント | >>満月の夜の伝説のコメントを読む・書く
大人の絵本 : tokiem : 2003/10/06 
欲望のままに悪事を働いてきた盗賊。俗世を離れ、木の精霊のような隠者。両極端な二人が出会って交流します。そして満月の夜に空から何かがやってくるのです。聖なる形のものが本当に聖なる存在とは限らない。無知な者に真実が見えないとは限らない。奥が深くて、何回も読める大人の絵本でした。
エンデの「鏡のなかの鏡」とか「自由の牢獄」が好きな人はこれも好きだと思います。
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▽ 最新コメント | >>エンデ全集〈12〉魔法のカクテルのコメントを読む・書く
エンデらしい : caffe-latte : 2002/06/16 
子供向けの物語ではありますが、『モモ』や『はてしない物語』のようにエンデの訴えというか、伝えようとしているものが含まれていると思います。このお話の場合は環境破壊。人間がいかに自然を破壊しているか、どんな世界が幸福なのか、がテーマのような気がしました。
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▽ 最新コメント | >>エンデ全集〈10〉夢のボロ市・ハーメルンの死の舞踏のコメントを読む・書く
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▽ 最新コメント | >>サンタ・クルスへの長い旅のコメントを読む・書く
ヘルマンくんの長い旅 : : 2001/03/23 
8歳になったばかりのヘルマンくん。おとうさんやおかあさんは、はしかにかかっている妹のカーラのことで頭がいっぱい。おもしろくないヘルマンくんは・・・ 学校へ行く道すがら、空想と冒険の旅がはじまる。 空想と現実がいっしょだった幼い頃の自分にフィードバック。あの頃の自分に一瞬戻ったようだった。
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▽ 最新コメント | >>オフェリアと影の一座のコメントを読む・書く
エンデが語る不思議な物語 : ウィンフィールド : 2002/10/19 
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▽ 最新コメント | >>ミヒャエル・エンデのスナーク狩り―L・キャロルの原詩による変奏のコメントを読む・書く
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▽ 最新コメント | >>遺産相続ゲーム―五幕の悲喜劇のコメントを読む・書く
く、暗い・・・けど深い。 : ふぉとん : 2006/03/06 
エンデのファンで、「モモ」など他の作品も読んでいるのですが、
この話は基本的に暗いです。
豪華や屋敷に呼ばれた年齢も職業も全く異なる遺産相続人たちが、
各自の取り分を巡っていざこざを起こすというのが大まかなスト
ーリー。
どのキャラクターにも人間の醜い部分、愚かな部分という要素が
与えられており、読んでいると「あ〜口ではキレイ事言っていて
も人間やっぱ最後は自分がカワイイんだなぁ」という気分になっ
てしまいます。
それ故、戯曲の批判家からのバッシングがすごかったようで、
その辺はエンデ自身も冒頭で色々コメントしています。
しかし、大変暗い話なのですが「劇」としては完成された作品だと
思います。
主役にあたる人物が無く、どのキャラクターも同じくらいの
重要度を持っている所、そして台詞や性格がキャラクターに
よってきちんと使い分けられている所などは、ああ上手いなぁ
と感心しました。
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▽ 最新コメント | >>テディベアとどうぶつたちのコメントを読む・書く
読み聞かせなら幼児期からでも可能です。 : Princess : 2008/02/27 
年老いたテディベアが、「なんのために生きてるのか」を知りたくて旅に出ます。
ねずみは、「大事なことは、家族を養うことだ」と答え
ミツバチは、「なまけないでせっせと働いて、私たちの国の幸せのために尽くすために生きている」と答え
アトリは、「まわりの言うことなんて気にしないでずうずうしくやることが大事だ」と答え
白鳥は、「美しいことが大切」だと答え
カッコウは、「数えられるものにだけ意味がある」と答え
サルは、「組織を作ること、命令をするものとされるものの位置づけをすることが大事」だと答え
ゾウは、「何が大事なのかをよく考えることが大事」だと答え
ヘビは、「食べられないものは何の役にも立たない」といい
チョウは「卵からケムシ、さなぎ、チョウと、よりよいものに変わっていくために私たちはある」と言って去っていく。
テディベアは、最後にまずしい女の子に出会い、鼻先にキスされると、
体の中身はパンヤやウレタンのはずなのに
胸の内が温かくなるのを感じるのです。
それが『魂』なんですね。
2歳3ヶ月の次女は、このお話がとてもお気に入りのようで、毎晩眠りに就く前に読みます。
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▽ 最新コメント | >>魔法のカクテルのコメントを読む・書く
エンデらしい : caffe-latte : 2002/06/16 
子供向けの物語ではありますが、『モモ』や『はてしない物語』のようにエンデの訴えというか、伝えようとしているものが含まれていると思います。このお話の場合は環境破壊。人間がいかに自然を破壊しているか、どんな世界が幸福なのか、がテーマのような気がしました。
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▽ 最新コメント | >>オリーブの森で語りあう―ファンタジー・文化・政治のコメントを読む・書く
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▽ 最新コメント | >>オリーブの森で語りあう―ファンタジー・文化・政治のコメントを読む・書く
「人が次に目指すファンタジーの姿について」の会話録 : jinchoku : 2003/11/19 
1980年代に先進諸国が直面した閉塞感を超えるため、「ファンタジー」について語ろうと集まったドイツを代表する行動家3人の会話記録です。
当時、社会主義の失敗が明白になる一方で資本主義の欠陥も明らかでした。先端技術を導入し、生産性を向上しても地球の環境を悪化させ、最終的には人間の首を締めるのではないか?という閉塞感が世の中を覆っていたのです。
M. エンデは『モモ』『はてしない物語』『鏡のなかの鏡』で著名な物語作家。『モモ』に登場した時間泥棒・灰色の男とモモのやり取りは読者に強い影響を与え、それがこの鼎談のきっかけにもなっています。E. エプラーは西ドイツの政治家で、経済開発協力相、SPDの基本価値審議会会長を歴任しており、党派を超えた活動は若者に大きな影響を与えています。H. テヒルはシュットガルトでコミュナル・コンタクトシアターを主宰する演劇人で、政治・社会問題と演劇を結び付ける活動を行なっている方です。本文にも登場しますが、刑務所で囚人と刑務所職員が自分たちの立場を演劇で表現した話は圧巻です。
最終的に「ファンタジー」の姿は暗示されるに留まります。しかし、未来の社会像を考察するうえで重要なヒントが随所に散りばめられています。また、人間や社会に関する洞察が見られます。その点についていくつか紹介しましょう。
「衝突のない人類なんて、呼吸をやめた人類みたいなものだ。人間社会から衝突をなくせば、ゾンビ?とかミイラとか自動装置の世界になってしまう」。
「砂で小さなケーキをつくって、子供にちょっと食べてごらんとすすめる。すると子供は「まるで」ほんとうのような顔をして、食べてみる。(中略)ところが、きみが砂のケーキを口に突っ込もうとしたとたん、子供はきみのことを笑って「食べられないよ。砂だもの」という。子供は何の苦もなく想像力の平面と現実の平面を区別する」。
こうした前提のファンタジーは示唆が多です。
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▽ 最新コメント | >>ジム・ボタンの機関車大旅行のコメントを読む・書く
軽快な冒険活劇。 : 牙香具師 : 2007/10/26 
ちっちゃな島に生まれたちっちゃな少年ジムが、機関車に乗って大旅行し、別の国まで行く。
そこではお姫様が悪い龍に捕らわれていた。ジムは、仲間の機関士と一緒に助けに行って・・・・・・。
童話にしては珍しく、涙の裏打ちや渋い教訓が一切ない、からっとした物語です。
飛んだり跳ねたりする主人公が、脳裏に浮かんできます。
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▽ 最新コメント | >>エンデ全集〈3〉モモのコメントを読む・書く
大切な時間 : : 2005/11/08 
モモは今の管理された時代には存在しない女の子。でも僕らが忘れてしまった、大切な何かを大切にしている。
幸せってなんなんだろう・・・生きるとはなんなんだろう・・・時間って何・・・・
いつも考えてしまう疑問それに、エンデなりの答えが書かれているのかもしれない。
素晴らしい作品です。是非
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▽ 最新コメント | >>エンデ全集〈2〉ジム・ボタンと13人の海賊のコメントを読む・書く
ジム・ボタン、再び冒険の旅へ : ローズ・レッド : 2003/06/27 
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▽ 最新コメント | >>鏡のなかの鏡―迷宮のコメントを読む・書く
普通の面白いファンタジー : 猿蟹 : 2008/02/15 
普通の面白いファンタジー。
あまり、気負わないで読んでみるといいですよ。
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▽ 最新コメント | >>魔法の学校―エンデのメルヒェン集のコメントを読む・書く
ぜひ、読んで見て! : rah47580 : 2001/08/01 
私は、[魔法の学校―エンデのメルヒェン集]の中で、一番好きなのは、[サンタ・クルスへの長い旅]です。たぶん私が、主人公へルマンに、少し似てるからだと、思います。 他にも、面白いお話があるので読んで見て下さい。
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▽ 最新コメント | >>「モモ」を読む―シュタイナーの世界観を地下水としてのコメントを読む・書く
作者が見えない・・・。 : washyourhands : 2005/03/26 
「ミュンヘンの中学生」に見られるこの作者さんの良いところは、小説家のような卓抜な語り口と、かなり夢中だったろうに、一歩ひいて、複雑なシュタイナー思想を一冊の本に噛み砕いたわかりやすさ、客観性です。それと比べると、この本は、作者が「アントロポゾフィー」という特異な世界観の中に埋没してしまって、うまいんだけど、わかりやすいんだけど、客観性がなく、果たしてこれが一般の人々にまで通じる「モモ」の解釈の書き方として正しいのかどうか、疑問の残るところです。
それを端的に表す一文が、「アントロポゾーフの修行では」。修行!?修行って宗教なのか!?全体を通してそんな印象を読者に残す文章の書き方なのです。作者の個性が見えないばかりか、この客観性の消滅の仕方は宗教団体の成員ような書き方です。
確かに「モモ」の深みを、たましいと精神の話を引き合いに出さずに語ることは不可能です。ましてや、これは「モモ」?エンデ?シュタイナーの繋がりを解き明かしてみせる本なので、シュタイナーの世界観の提示も欠かせません。しかし、それをもっと突き放して語ることができたのではないか、というのがこの本の残念なポイントです。「あの世」「たましい」の話を頻繁に出しながら、なお宗教じみない河合隼の児童文学の本などを読むと、「モモ」でも、ひいてはシュタイナーという人全般でも、そういう書き方をする人があってもいいのになぁ、と思います。
とはいえ、これは、忙しい現代社会への警告などという、いまいちうすっぺらくて釈然としない「モモ」の解釈をくつがえしてみせた本ではあるし、シュタイナーの世界観もよくわかるので、作者のスタンスが気にならない方にはおすすめです。
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▽ 最新コメント | >>まほうのスープのコメントを読む・書く
コミカルなおとぎ話の絵本 : : 2001/11/17 
山の左右に隣り合った二つの王国はライバル同士。それぞれ後継ぎの王子と王女が誕生する。どちらの国も魔女を怒らせ、へんてこな魔法をかけられてしまった。魔法をとくには、相手国にあるアイテムを手に入れなくてはならない。戦争の危機だ。
おとぎ話のかたちとミスマッチな挿絵がとてもコミカルな絵本です。中でもキッチュな魔女は最高。
ファンタジーの大家エンデの作品ですが、身構えず、軽?い気持ちで読めますよ。魔法をとくための方法は、やっぱりエンデらしいかも。
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▽ 最新コメント | >>夢のボロ市―真夜中に小声でうたうのコメントを読む・書く
ミヒャエル・エンデの夢の世界 : : 2002/08/26 
エンデの夢はいつもばら色ではない。冷たい現実とささやかなぬくもりで、人間は人間らしく生きられる。それだけでも、幸せだということ。そんな控えめの楽しみが詰まっている。「はてしない物語」のような壮大さは無いけれど、それがかえって、現実的にみえる。ドイツで出ているという歌のカセットが聞いてみたくなる。
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▽ 最新コメント | >>「モモ」を読む―シュタイナーの世界観を地下水としてのコメントを読む・書く
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▽ 最新コメント | >>エンデの文明砂漠 ミヒャエル・エンデと文明論のコメントを読む・書く
アインシュタインの文明砂漠 : : 2005/05/08 
?平和の象徴、孤高の天才科学者、記念写真でべろを出し、ヴァイオリンを嗜み、休日にはヨット遊びに興じる庶民派・・・私達が信じている現代科学の偶像=史上最高の叡智=自由な知性・アインシュタインのイメージに、童話作家エンデが容赦なく疑問を投げかける。その一例がヒロシマ・ナガサキを知った時の彼の反応だ。そしてエンデはアインシュタイン崇拝に代??表される現代文明の危うさを「文明砂漠」というキーワードで明らかにする。科学史家が書かない現代科学の陥穽。ブレヒト以来の痛烈なアインシュタイン批判。?
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▽ 最新コメント | >>ハーメルンの死の舞踏のコメントを読む・書く
戯曲の世界に浸る : ベンタ : 2006/06/08 
いわゆる「ハーメルンの笛吹き男」をモチーフに、本来の物語では鼠を寄せる才能を領主に利用されるだけの笛吹き男に性的価値を持たせ、男の才能を奪い合う領主の奥方と娘という役を織り交ぜた戯曲形式の作品。役者の台詞の間にト書きやコロス(コーラス)部分が入っており、壮大な場が頭に浮かんでくる。領主の奥方と娘の生々しいやりとりも、領主の欲にまみれた姿も、笛吹き男の残酷なまでの誠実さも美しい。ときに入るコロスの合唱に気分が盛り上げられる。大変できのいい一作。ラストは悲劇的な余韻を残す。
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▽ 最新コメント | >>ゴッゴローリ伝説のコメントを読む・書く
素敵なおとぎ話。 : 由佳 : 2003/09/26 
エンデにしては珍しく、恋愛もの。素敵なおとぎ話です。エンデらしい深みがあります。人間の勝手さ加減が徐々に分かってくるのもいい感じです。「ほら、人間ってほんと勝手だろ!?」と叫ぶ感じではなく、「あー・・・・人間ってね。」とつぶやく感じがいいです。ゴッコリー大好きです。・
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▽ 最新コメント | >>自由の牢獄のコメントを読む・書く
探し求める。。自由。 : : 2002/05/01 
8つの不思議なお話が ぎゅぅっと詰まっている珠玉の一冊です。
現実にはありえない空間なのに ”その人”には確実に存在する場所。それは、絵画の中だったり、建築物の中だったり小さな車の中だったり、、いろいろです。
ある人はそれを求めて彷徨い、ある人は自分では望んでいない(と、自分では思っている)のにポンとそこに放り込まれてしまう。。どの人も”その空間”の中で悩み自問し選択を迫られるのです。自分が一番望んでいる事を選ぶ、、、つまりはこれが『自由』なのかもしれません。主人公達とともに「何を望むのか」を考えさせられます。
表題作の「自由の牢獄」は「キューブ」という超シュールで恐?い映画をおもわせる話です。これと「ミスライムのカタコンベ」が、一押しです。
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▽ 最新コメント | >>自由の牢獄のコメントを読む・書く
探し求める。。自由。 : : 2002/05/01 
8つの不思議なお話が ぎゅぅっと詰まっている珠玉の一冊です。
現実にはありえない空間なのに ”その人”には確実に存在する場所。それは、絵画の中だったり、建築物の中だったり小さな車の中だったり、、いろいろです。
ある人はそれを求めて彷徨い、ある人は自分では望んでいない(と、自分では思っている)のにポンとそこに放り込まれてしまう。。どの人も”その空間”の中で悩み自問し選択を迫られるのです。自分が一番望んでいる事を選ぶ、、、つまりはこれが『自由』なのかもしれません。主人公達とともに「何を望むのか」を考えさせられます。
表題作の「自由の牢獄」は「キューブ」という超シュールで恐?い映画をおもわせる話です。これと「ミスライムのカタコンベ」が、一押しです。
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▽ 最新コメント | >>だれでもない庭 ― エンデが遺した物語集 ―のコメントを読む・書く
エンデファンの方、ぜひ!! : たつなり : 2006/01/21 
小さな物語や、エッセイ風のメモなどがちりばめられた素敵な本です。
優しい気持ちにあふれている書籍だと思います。
モモのカバーの挿絵をエンデ自身が書いているわけですが、それを書くに当たってエンデがどんなことを考えたかという舞台裏話もエンデ自身が語っています。夫婦で、これを読んで、改めてモモの表紙を眺めたりして、「あ〜なるほど〜」などと語らっちゃいました。
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▽ 最新コメント | >>エンデと語る―作品・半生・世界観のコメントを読む・書く
錬金術的な出会い : sow-seed : 2008/02/27 
エンデの話には、経済、エコロジ−、芸術、シュタイナー、と広く連鎖して行くその必然がわかる。
対話者の、子安さん母娘との、一種の錬金術的な出会いが感じられて、たいへん密度のある対話で、読む側も集中できる。
ところで、経験的にも共感したことをひとつ。「好き」なものを心底語れるというのは、他者にそれ相当の反応を引き出すものだろう。
もし自らの何の先入観も脇にどけて、それから相手の情熱を込めた話を無邪気にストレートに聞くなら、語られる世界が興味のある世界とは言えなくても、かれの「愛情」がもたらすものはあなたには恩恵であるだろう。
それは知識や情報の蓄積とは異次元であるので、語る技術や、また聞き手の冷笑的な態度とは無縁であるだろう。
ぼくらは他者に冷笑的な態度で、斜に向き合うことで、どれほど自らの精神を枯渇させているだろうか。とも思う。
エンデは、ある画家について、自らの開眼するきっかけになった短いトーク番組を観ていたときのことを話している。
それはこのように、テレビの中に登場する「相手」からも可能なものなのだ。
「私はあのテレビで学ぶところが、どんなに大きかったことか。
人間というのは、自分が愛するものについて語り出すと、しかもその愛する対象がほんとうにふさわしいものだとすると、ほんとうにみごとに語ることができるものです。
聞いていて退屈させられるのは、いつでも、人が何かをきらっているとき、あるいは批判しはじめるときです。
でも、自分に好きなもの、愛を傾けられるもの、について語るときは、聞き手をただちに引き込みます。聞き手もともにそのよろこびを分かちあいたいと思うからです。」
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▽ 最新コメント | >>サーカス物語のコメントを読む・書く
悲しい・哀しい・かなしい物語 : つれづれ : 2002/04/24 
主人公は精神薄弱者の少女。それと、廃業寸前のサーカスの一団。そのサーカスの一団が、仲間の少女のために夢のように切なくそして美しい物語を演じるのだが・・・
悲しすぎる物語。ただ、これは多分「物語」ではなく、とても「現実」・・・それだけに哀しすぎる。老若男女誰にでも読んで欲しい一冊。そして「現実」について考えて欲しい。
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▽ 最新コメント | >>ものがたりの余白―エンデが最後に話したことのコメントを読む・書く
芸術家とは : 美月おりな : 2004/11/17 
彼はルドルフシュタイナーに思想的に影響は受けているけれども、芸術に関してはシュタイナーとは意見を異にすると語る。興味深い言葉でした。
「ひとことで言えば暗黒が欠けている」とエンデは語ります。私もこれは10年くらい前に、はじめてシュタイナーを読んだり、様々な宗教書だとか、精神世界ヒーリングアート、ミュージックなどを聴きつつ漠然と感じていた、違和感と共通する考えのようでした。ヒントになる言葉を頂いたようです。
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▽ 最新コメント | >>パン屋のお金とカジノのお金はどう違う?―ミヒャエル・エンデの夢見た経済・社会のコメントを読む・書く
エンデファンにはぜひ : 夢うさ : 2005/12/26 
できればエンデ関連の他の書、
「エンデの遺言」や「モモ」、そしてシュタイナー関連の本も
同時に読まれることをお勧めします。これ1冊でエンデの全てが
わかるわけではないですが、続けて読込んでいくことで、
エンデの思い描いていた経済世界が良くわかります。
広田さんのナビゲーションも素晴らしいですが、どちらかと
いうと地域通貨についての情報が中心です。
今エンデが生きてていたらこの日本の社会状況をどう思うでしょうか。
ふと悲しくなりましたが…。彼の思想に反しないよう、
みんなの意識を少しづつ変えていけたらいいなぁと思いました。
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▽ 最新コメント | >>愛蔵版 モモのコメントを読む・書く
豊かな生き方とは : 笛吹き@休憩中 : 2008/07/08 
本書は、人びとから「人間らしい時間」を盗んでいく時間どろぼうから時間を取り返してくれた女の子、「モモ」の話である。対象年齢は小学5, 6年以上。児童書ではあるが、大人が読んでも読み応えがある。いや、むしろ大人こそが読むべきかもしれない。私は10数年ぶりに本書を読み直したが、今読んでも考えさせられる内容だった。
モモは現在でいうところの「浮浪児」。なぜ、時間どろぼうはモモから時間を盗むことができなかったのか、また、なぜモモは時間どろぼうから人びとの時間を取り返すことができたのか。「浮浪児」であるからこそ、モモは、豊かな人間らしい時間を持っていたからではないだろうか。自分の心の豊かさを犠牲にしてまで、時間に追われるような日々を送る人びとは少なくない。もちろん、これは私たち自身の生き方についてもいえる。しかし、果たしてこのような生き方は本当に豊かな生き方なのだろうか。
本当の豊かな生き方とは、一見ムダに見えるような、効率性を度外視した人間らしい時間をいかに持つことができるかにかかっている――このことを「忙しい」私たちに改めて気づかせてくれる、そんな名作である。
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▽ 最新コメント | >>ジム・ボタンと13人の海賊のコメントを読む・書く
ジム・ボタン、再び冒険の旅へ : ローズ・レッド : 2003/06/19 
前回の冒険からフクラム国に戻ったジムだが、またまたせまいフクラム国での問題が浮上する。そこでジムは再び機関士ルーカスと一緒に、機関車エマとその子供モリーに乗って旅に出ることに。・・・
この物語は、『ジム・ボタンの機関車大旅行』の続編です。前回の冒険で世界中に友達が出来たジムとルーカスの名コンビが、またまた冒険に出発します。前回出会ったキャラクターが続々と再登場するのも、読者にとっては嬉しい限り。また、新しくジム達と友達になるキャラクター達も個性的。作者ミヒャエル・エンデの果てしなく豊かな想像力を心ゆくまで楽しめる作品です。器用で知識が豊富で頼もしいルーカスと、勇敢で冒険心に満ち溢れる少年ジム・ボタン。2人が互いを信頼しあって進めていく冒険に、ハ!ラハラドキドキさせられっぱなしでした。前作と同じくモノトーンの挿絵も大好きです!
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▽ 最新コメント | >>ゆめくい小人のコメントを読む・書く
挿し絵が秀逸 : ろろんでぃ : 2008/05/19 
この本を初めて読んだのは、小学校4年か5年のころでした。何故か親戚が誕生日にプレゼントしてくれたのです。正直、ちょっと子供向け‥‥と思いましたが、この美しい挿し絵はとても気に入り、その後もずっと、時々取り出しては、眺めて楽しんでいました。高校生になっても、です。
その後、進学や引越しなどのごたごたで、行方不明になってしまいましたが、子供ができ、絵本をいろいろ探していたらこの本の事をふと思い出し、改めて購入しました。
他の方も言われてますが、ちょっと不気味さを感じる絵もあり、あまり小さい子向けではないと思います。逆に夢見が悪くなるかも‥‥。
どちらかと言うと、子供向けの体裁をした大人のファンタジー的な要素が強いのではないでしょうか。
好き嫌いは分かれるところでしょうが、私は大好きで、癒されます。
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ほんとうにいいやつだなあ〜! : タック : 2007/03/20 
本書を原作に日本でアニメーションが作られたのを記憶している人は
もう結構な大人の世代でしょう。
僕はそのアニメをうっすら覚えていて、最近有名な童話作品だと知りました。
まさかあのエンデの作とは・・・!
そういうわけで大人になってから手にした本書ですが、何カ所もグッと来てしまいました。
少年ジムボタンに機関士ルーカスは言います。
「お前は本当にいいやつだなあ。」
そんな台詞が本当に素直で、なんだかたまらない気持ちになります。
個人的に面白かった点は、胸のボタンを投げる必殺技を持つアニメ作とは全然違ったこと。
機関車に乗って旅をするというところ以外は何も似ていませんでした。
「はてしない物語」といい、エンデ作品の映像化は原作とはかけ離れたものになる
傾向が有るのかもしれないと思ったのでした。
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今こそ地域再投資法を : yojisekimoto : 2007/10/06 
この続編は地域通貨(担保なし)から銀行のあり方(担保あり)に題材が移行しているところに価値がある。
アメリカのシカゴで成功した地域再投資法についてのレポートは貴重だ。
日本では金融アセスメント法という名前で研究されているが、この地域にお金を回すシステムは、地域格差が指摘される現在、早急に日本で導入すべき法律だ。
銀行救済に公的資金を投入したからには、それなりのパブリックな責任を銀行に果たしてもらいたい。
むろんそれにはNPOバンクなどとの連携も欠かせない。
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読んでみたり観てみたり : 小口栞 : 2008/01/07 
ミヒャエル・エンデの詩と、ビネッテ・シュレーダーの絵のコラボです。絵本なのか詩集なのか迷います。エンデのちょっと難解で哲学的な詩の世界にぴったりなイラストが添えられています。モノクロの世界でいつまでも字面と共に眺めていたいような気がします。
『綱渡り』という詩は宇宙まで渡ってしまうというそのグローバルな展開に心奪われました。あとは、韻を踏んだ詩が多く、読んでいても観ていても楽しいです。たぶん、読むたびに印象が違うだろうと思える一冊です。
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単行本じゃダメ : とび丸堂 : 2008/08/25 
この本を初めて手にしたのは、夜逃げした家の改装工事現場でした。
ホコリだらけの古い家具やベッド、その家に住んでた子の卒業証書、かび臭い空気。
そこに一冊、光を放つようにあったのがこの本です。
持ってかえって、一気に読みました。
まるでこの本の主人公のように。
・・・息子が10歳くらいになったら、何気なく机の上において読ませたい。
あのドキドキ、ワクワクは、単行本じゃダメダメ。
本の大きさも重さも、この本のよさなのです。
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普通の面白いファンタジー : 猿蟹 : 2008/02/15 
普通の面白いファンタジー。
あまり、気負わないで読んでみるといいですよ。
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豊かな生き方とは : 笛吹き@休憩中 : 2008/07/08 
本書は、人びとから「人間らしい時間」を盗んでいく時間どろぼうから時間を取り返してくれた女の子、「モモ」の話である。対象年齢は小学5, 6年以上。児童書ではあるが、大人が読んでも読み応えがある。いや、むしろ大人こそが読むべきかもしれない。私は10数年ぶりに本書を読み直したが、今読んでも考えさせられる内容だった。
モモは現在でいうところの「浮浪児」。なぜ、時間どろぼうはモモから時間を盗むことができなかったのか、また、なぜモモは時間どろぼうから人びとの時間を取り返すことができたのか。「浮浪児」であるからこそ、モモは、豊かな人間らしい時間を持っていたからではないだろうか。自分の心の豊かさを犠牲にしてまで、時間に追われるような日々を送る人びとは少なくない。もちろん、これは私たち自身の生き方についてもいえる。しかし、果たしてこのような生き方は本当に豊かな生き方なのだろうか。
本当の豊かな生き方とは、一見ムダに見えるような、効率性を度外視した人間らしい時間をいかに持つことができるかにかかっている――このことを「忙しい」私たちに改めて気づかせてくれる、そんな名作である。
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霞むことの無い名作 : K_ : 2006/04/20 
読めば読むほど深く惹きこまれる作品です。
奥が深く、重厚で、感動できる。読み終えた時に満足できる。
これから先どれだけ新しいファンタジー作品が出てきても、霞むことのない絶対的な素晴らしさを持つ作品。
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お金についてそもそも考えさせられる : アマゾン太郎 : 2008/05/27 
食べ物や自動車をお金で買うことは出来る。でも、買った食べ物や自動車は、いずれ古びて使えなくなり、価値を失う。つまり、時間が立てばたつほど、価値は減っていく。
お金はその逆で、持っているとだんだん価値が上がってくる(金利)。
これって、ヘンじゃないか?
という非常にシンプルかつ真っ当な疑問点を掘り下げている本である。
会計学やファイナンスを学ぶと、お金が金利を生むことが当たり前のようになってしまうが、エンデのような子供の心をずっと持った人には、その不自然さがすぐに目につくのだろう。
この本を読むと様々な新しい考え方が学べるのはもちろんですが、そもそもそういったことを当たり前に感じていて不思議に思わなかった自分の心のガサガサさを感じ取れることこそ、この本の本当の価値なのかも知れません。
決して読みやすい本ではないのですが、これをきっかけに世の中で当たり前だと思っている仕組みも、子供の素直な目で見てみればそうではないことが沢山あるかも知れないと考えさせてくれるだけでも読む価値があると思います。
ねえパパ、お菓子はずっと持っていると減っちゃうのになんでお金は増えるの?
と3歳の娘に聞かれたら、私はきっと答えられないだろうと思いました。
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出来ればハードカバー版で読んでいただきたい : エマノン : 2006/11/18 
読んでいただければ理解できると思いますが、装丁も含めた本全体がひとつの作品なので(岩波のハードカバー版の装丁は原書の装丁よりも良い出来です)、ソフトカバーでなおかつ分冊になっちゃってるこの本はあまりお奨めしたくないですねえ。ああ、岩波書店の良識を信じていたのになあ。こういう作品はお手軽に読んじゃいけないと思います。クロス装の手触りとずっしりとした重量感が伝えるメッセージは、子どもの本ならなおさら何物にも替え難い筈ですが、世間はそう思わなくなってきた、という事なんでしょうか。確かにハードカバー版は高いですが、あなたが大人なら、一回飲みに行くのとどちらが人生にとって有意義な時間の過ごし方か考えていただきたい。そういう意味で星3にしましたが、文学作品としてはどなたにとっても必読の傑作です。
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現代社会が悩むべき病気をテーマにした作品 : コーキ : 2008/08/09 
児童向けの本とあるが、大人が読んでも学ぶことが多い本だった。何のために時間があるのか、時間を節約することでいったい何を得るのか、1976年に発表された作品にも関わらずまさに現代社会が悩むべき病気をテーマにした作品だった。特にニノが経営するファーストフードの誰もがイライラして忙しく、椅子に座ってゆっくり食事する余裕もない様子は現代社会の象徴だと思う。時間を短縮し効率を追求することばかり考えていると、子供が自由に遊ぶことや人の話をゆっくり聞くこと、人のことを考えることといった本当に大事なものを見失ってしまうかもしれない。