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ミヒャエル・エンデ : 作家別

名無し:06/08

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エンデのくれた宝物―「モモ」の世界構造を読む

: 名無し : 06/08

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如意宝とは・・・ : 紺碧の飛行人 : 2005/01/18 rate
 さすがに国文学を専攻している筆者だけあって、その要素が随所に見られる著作であった。エンデの「『モモ』の世界構造を読む」、という副題にある通り『モモ』の筆者なりの解釈をするというものであったが、ただの解説本という枠に捉われていない独特な世界観を本作品は持っていたように思える。
 しかし、本作品は文学に対するある程度の知識を持っていなければ、筆者の『モモ』に対する言及について行く事が出来ないように思われた。私も他の文学と『モモ』との比較にわからない部分が多々あったからである。有名な『桃(モモ)太郎』との比較においても、やや疑問に思う点があった。また「如意宝」というものも、わかりやすく解説はしてあるものの私にはいまいちつかみ所のない物であった。
 筆者が「はじめに」で本書を「「日本文学」に親しんだ人間の手になる「モモ」論」と述べているように、私のような者ではなく、日本文学に親しみのある者ならば、あるいは適切な解釈が得られるのではないだろうか。また筆者の謙虚な態度には好感が持てた。
 『モモ』のような素晴らしい文学作品にはが色々な解釈があってよいと思う。その一つの側面として本書のような作品があっても良いのではと感じられたが、私には知識不足からか、理解に苦しむ部分があった事は記述しておかなければならないであろう。


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ジム・ボタンの機関車大旅行

: 名無し : 06/08

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エンデの輝かしいデビュー作 : ローズ・レッド : 2003/07/02 rate
小さな島国フクラム国に赤ん坊の入った小包が届きました。赤ん坊はジム・ボタンと名づけられ、親友の機関士ルーカスと一緒に、機関車エマに乗って冒険の旅に出かけます。マンダラ国に着いたジムたちは、竜にさらわれたリーシー姫を捜しに,竜の町クルシム国へ向かいますが、リーシー姫の誘拐にはジムの出生の謎もからんでいたのでした。・・・
『モモ』や『はてしない物語』で有名なエンデのデビュー作。個性的なキャラクターがたくさん登場しては、力を合わせることの大切さ、外見だけにとらわれて差別することの愚かしさ、勇気の素晴らしさなどが語られています。
しかし何よりものびのびと書かれた作風が、この『ジム・ボタン』の1番の魅力でしょう。子供のような豊かな発想と大人の理屈がごたまぜになっていて、突拍子もない物語ながらなぜか「こういうこともあるかもしれない」と思ってしまいました。『モモ』や『はてしない物語』でも有名なエンデの限りない想像力は、すでにこの頃から頭角を現していたんだな、と感心させられます。この作品がデビュー作にしてドイツ児童図書賞、国際アンデルセン賞を受賞したことも納得です。


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エンデ全集〈15〉オリーブの森で語りあう―ファンタジー・文化・政治

: 名無し : 06/08

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ポジティヴなユートピアをめざして : Coco's Mama : 2008/01/18 rate
『モモ』『はてしない物語』で有名なドイツのファンタジー作家ミヒャエル・エンデが、同じドイツの政治家エアハルト・エプラー、演劇人のハンネ・テヒルと語り合った対談です。エンデというと現実離れのしたファンタジーを書く作家と言うイメージが強いように思われがちですが、この対談で彼は現実世界における「ポジティヴなユートピア」の可能性を見いだそうと、ほかの二人と意欲的な議論を戦わせています。科学偏重主義やマルクス主義の限界を意識し、「自由・平等・友愛」の三原則をそれぞれ文化・政治・経済に当てはめた未来社会を創ってゆこうという提案は、非常に説得力があります。今の社会の仕組みに疑問を感じながらも、どのように社会を変革していったらいいのかわからないと迷っている人に一読をおすすめします。この全集版は箱も製本もきれいで、魅力的な一冊に仕上がっています。